シャルマン工場見学に行ってきた！ | メガネの川スミ　メガネ・補聴器の専門店

こんにちは！メガネ本店です。

月一では必ずブログ更新を！…と思っていたのですが、なかなか更新できず…申し訳ございません！

今回は、インスタでもXでもなく、キチンとした文章で皆さんにお伝えしたいことがありましたので、ブログにてご紹介させていただきますね！

〇シャルマン工場見学に行ってきた！

６月１８日、福井県は鯖江にあります、株式会社シャルマンの工場見学会に参加して参りました！

シャルマンは、国内最大規模の眼鏡メーカーで、数々の受賞歴を誇る『ラインアート』シリーズを筆頭に、リーゴ、メンズマーク、シャルマンZといった、掛け心地と耐久性を兼ね備えた最高品質フレームを数多く送り出してきました。

毎年、数多くの新作を発表し、常に新しいフレームの提案を続ける同社は、品質、技術の面で世界トップと言われる鯖江のメガネの中でも、トップの品質を実現している会社です。

シャルマンは、どのようにして世界トップの品質を維持できるのか？なぜ、高品質なフレームを大量生産しながら、技術力もデザイン力も研究開発も業界トップを維持できるのか？その源は、国産メガネメーカーとしては唯一と言って差支えない、企画から製造、納品までを、完全に自社で完結させるところにあります。

〇実は分業の眼鏡業界…

鯖江の眼鏡は、約１００年前に、冬季に収入がなくなる農家の副業という形で始まりました。長い歴史のなか、それぞれの専門分野を持った職人が、さまざまな企業から依頼された眼鏡を分担して作ることで、鯖江は街そのものが一つの大きな工場と言われるようになりました。

しかし、２１世紀になると、安価で大量生産が可能な海外工場で作られた眼鏡が流通し始め、また同時に、少子高齢化による職人の後継者不足なども拍車をかけ、分業体制で培われたさばえの眼鏡は、岐路に立たされることとなります。

そんななか、シャルマンはいち早く‟自社で職人を育て、全てを自社で作る”という一貫生産体制を整え、made in SABAEから一歩先を行く、made in Charmantを実現することで、鯖江の眼鏡メーカーを代表する企業としての地位を確立しました。

〇シャルマンの工場見学では…

さて、そんな鯖江の眼鏡のこれからを担うシャルマンの工場。午前中は、まずは同社が誇る技術がどのように生み出され、どう変化をもたらしたかを、設計、試作、塗装、溶接の４つの工程に分けて、現場で実際に作業や開発に携わる方から説明を受けました。

われわれ販売側が『なんとなく知っていた』程度の同社の技術に、率直な疑問や質問をぶつけ、それを現場の技術者が答えるという、今ある知識をより深めることのできる、とても良い機会でした。

午後からは、実際の工場に入って、製造工程を見せていただきました。工場は企業秘密が多く、写真は撮れませんでしたが、一面に並んだ巨大なプレス機や溶接の機械などは圧巻。そんな現場を見ての第一印象は「若い方がとても多い」という印象。

以前、別の眼鏡メーカーの工場見学に訪れた際…と言っても５年以上前ですが、その時はいわゆる「職人」という雰囲気の方が多くいた印象でした。しかし、シャルマンの工場では、金型のプレスや溶接、塗装といった、重要な部分の製造工程も若い方が多く働いており、同社の『一から職人を育てる』企業方針に偽りなし！…といった印象でした。

その後、会議室にて新作の発表も兼ねた受注会を行い、鯖江を後にしました。